[Aの議論とBの価値]


 久しぶりに大戦をいじった。歩さんの嫁を借りての飛天孫武。常識的に考えてネタなはず……はずなのに、三品ぐらいなら通用するとは何事!?
 思ったよりえげつないのかもしれない。しかしお金の問題でデッキ研究までいけそうにない。このDィレンマ。
 

 それはともかく。


 なんかバイト先の後輩さん(もう三か月くらい経つのに初めて喋った)とラノベ話してると、オススメ本紹介されたので買い。久しぶりに新しいのに手出したきがする。
 『扉の外』という、電撃の金賞とったやつ。我が家のお稲荷さまも金賞だったよなーと思いつつすぱーっと読む。
 一刀両断するなら…………え? という感じ。
 もしかすると、選考委員の中にはシンパシーだったり、文字の向こうのリアルが見えている人がいたのかもしれないけれど、密室パニックモノにしては人間関係の乱れ方、閉塞感、危機感がなく……そこにバトロワ的なゲーム要素を加えてみたものの頭脳戦らしい頭脳戦は展開されず。主人公のキャラもラノベでイメージされる主人公の対角を目指した結果か、そっちの意味でテンプレ、と。おお、ブログっぽい批評かもしれない。


 でもまぁ、そんなところで読みを放棄するのも最近辛くなってきたわけで、とりあえず他作品当たってからだなと保留。ぶっちゃけ、上記みたいな寸評は、あるコミュニティ内で連帯意識なりを高めるために創造される部分があるだろうし、そこを逸脱してしまったら、ラノベというカテゴリも逸脱しそうな気がどこかにあったりはする。そこが見えないのが奇妙に魅力的だったりもする。


 そういや、教職前提で院行くなら教育関係の院の方が説得しやすいと気づいた今日。どっちみち、どう転がるかさっぱりだけど、そんな、近い将来に直結する部分に横たわる不透明な漆黒は、悪夢というより肝試しの暗闇に近いなと思った。