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寝る 徹夜 でも寝たら 夜になる
だめだ 耐えろ 耐えろ
たえ…………
[結果]
やぁ。起きたら八時だったよ。え? もちろん夜の、さ。
講義? HAHAHAHAHAHA。
……今後の身の振り方、本気で考えた方が良いかもしれない。
いや、いつものことなんだけどさ。夜起床とかは。
[コメレス]
tobari8496 『文字を太くするのは<B>だわ。そして最強の親子はカンギンペイと関羽だというのは間違いないのだわー! な、軟弱ものが……(頬を赤らめながら) ってのを想像するとね……ヽ(=ω=.)ノ』
そうだよ、Bだ! 教授感謝するっ!!
ちなみにカンギンペイと関羽(もちろんR?)も考えたぜい。そしてSRシュウユと周姫あわせてちょうど8コスじゃないかとも考えたぜい!
[駄文]
ぽつり。ぽつりと。
やがてざーざーと。
オフィス街に訪れた通り雨に、ある人は軽い叫び声を上げて、ある人は歩幅を速めて、なんとか逃れようとしている。
かれこれ二週間。ずっと晴れていた。久しぶりの雨だ。
こうやって顔の表皮に打ち付ける雨を、二週間。そう、ほんとに二週間もの間、待ち焦がれていたことになる。
まるで遠いところに行ってしまった恋人が帰ってきたかのような……いや、違うな。比喩じゃない。ほとんどそれと同じことだ。
――帰ってきたんだ。
傘もささず、歓喜に満ちて雨を享受する僕の姿は、変な人、として見られていることだろう。多少は恥ずかしい。でもそれだけだ。僕にとっては、世界がどんな姿をしているか、ということよりも、世界が僕にやっと美しい側面を見せてくれた、ということの方が大切なのだ。
卸したてのスーツが濡れる。べっとりと肌に張り付く。いつもは気持ち悪いと思うその感触さえ、今は心地よい。
僕は陶酔する。ゆっくりと瞳を閉じる。
視覚が閉じられ、触覚が際立つ。雨の音を聴く聴覚が際立つ。雨の匂いを嗅ぐ嗅覚が際立つ。甘い味が蘇り、味覚が際立つ。
ああ! あのときと同じ、雨の感覚だ。