[桃色ヒッチハイカー]
 ヒッチハイクしてる人を久しぶりに見た。楽しそうな、滾ったオーラは違うけれど、どこか橋本紡さんの『空色ヒッチハイカー』を思い出す光景だな、と思った。
 バイトに戻ったら「青い幸福」が流れていたあたり、今日は橋本紡さんを読み返す日かなと思いつつバイト先の積み本処理。

インサイド・ワールド』
 厨くせぇと思って読めば読めるかと思ったけどやっぱムリでした。二章で挫折。

生徒会の一存
 当たり本引いたよ引いたー!! 声出して笑えたし、かなり面白い構造してたので寸評。
 主人公は杉崎鍵、生徒会の副会長である。それ以外の生徒会のメンバーは美少女で、杉崎は「ハーレムを作る!」と公言している。いきなり「絵師」とか「ひ○らしや角川スニー○カー」といった単語でメタ言及が多い(富士見ファンタジア文庫なんでぇ)けれど、それはネタなのではなく、後半に多重メタ構造として織り込まれている。
 内容は特に波なし。短編集という雰囲気。生徒会室で駄弁るところがひたすら描かれる。それ以外の場所には、基本的には移動しない。
 だが面白い。筆者がおそらく相当の力量を持っているからだと思う。一読の価値はあるのではないだろうか。